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第二子のイヤイヤ期がきそうなので、昔残したダイイングメッセージを読み返してみたよ。

リトハ

およそ3ヶ月ぶりのブログ更新です。

子連れで行けるお店紹介ブログ→育児系雑多ブログを経て、今日から「日記帳」です。インターネット明期風に言えば「リトハ’s ROOM」。よろしくお願いします。

ちなみに今は、SODASTREAMで作ったハイボールを飲みながら馬刺し食べてるけれど、前にもそんな記事書いてる。そう思うと私の生活って年単位でどれだけ揺るぎなく同じ行動を繰り返し続けているの。

ハ〜〜〜〜〜〜〜アァ!!!今日もつっかれた!!!!

うちには4歳と1歳の子供がいて、私は専業主婦として子育てに専念しているわけだけど、最近思うところがあってさー。

2人目に、そろそろイヤイヤ期ってやつ…来るなあ…。って。

長男の時は、THEイヤイヤ期〜この世でもっとも可愛いクレイジークレーマー〜ほどのものは無かった。無かったが、とは言え世間一般でいう2歳児の例に漏れずなかなかにヤバみだった。

徒歩15分の距離に50分かかることはザラであった。

全てのコンビニにインしたがり、うまい棒を欲しがり、ママに明太子味を与えたがり、JR東日本の車両のなにがしかを見たがり、そのどれかが拒絶されれば彼の世界はたちまち終わってしまい、泣き伏し、コンクリートに寝そべり、挙句トレパンに排尿し母のズボンを濡らしたりした。

これでもなお「そこまでのイヤイヤ期では無かった」と表現するのは母の愛か、意地か、はたまたガチのイヤイヤ期の恐ろしさが想像に難くないか。

神は本当に全知全能。発育過程のどこかでイヤイヤ期を組み込む必要があるのなら、(個人的に)もっとも可愛いと思われる1〜2歳さん時期に搭載するしかない。あの可愛さでもってしても、イヤイヤ期というのはギリギリ。本当にギリギリ。ギリギリで、アウト。

娘はまだ1歳3ヶ月ではあるけれど、兄の影響か彼女の個性か、情緒の発達がかなり早い。手先の器用さが追いつくのであれば、自分で手鏡を見ながら、ママの化粧品でアイラインを引きそうな勢い。もう立派なLADYとして扱わないといけない。確固たる意志がある。ゆえに、彼女のイヤイヤ期が、もうそこまで来ている気がする。怖い。今一番怖い。1年前に野沢菜キムチを入れた”ジップロックコンテナin冷蔵庫”の中身を確認する事がその次に怖い。そのまま捨てたい。

ちょうど、長男のイヤイヤ期の時にハマったものを当時旦那にシェアするために書き残したメモが出てきたので、それを振り返りながらこれから再来するイヤイヤ期について心を整えておこうと思います。

「ダメ」と言ってはならない。

子供を否定することが教育にとって良いのか良くないかという観点でいくと、知らない。

単純に、「違う」「ダメ」というWORDを発動するとイヤイヤ期の天使の世界が終焉してしまい、泣き伏し、コンクリートに寝そべり、挙句トレパンに排尿し母のズボンを濡らすので、言ってはならないのである。

その言葉は、「ヴォルデモート卿」だと思って欲しい。

そう、ハリーポッターの世界では誰しもが「ヴォルデモート卿」のことを「名前を言ってはいけないあの人」と呼んでいた。その単語を発することそのものが、悪。どんな理由があろうと。

彼(イヤイヤ期)は、勢いよく手押しで走らせたトミカをテレビ台から落下させたら、どれだけ格好いいかを知りたい。回る車輪、手のひらに伝わる振動、ガシャン!と床で事故を起こす瞬間の興奮!その全てが愛おしい!!にも関わらず、愚かなマグル出身者が「ヴォルデモート卿!(=ダメ!)」と叫ぶ。その言葉は、言ってはならないのに!!言ってはならないのに!!!輝くトミカが落下するその瞬間のCOOLさが全然伝わっていない!本当に本当に愚かなマグルの血を引くものよ!!その名を呼ぶな!!この世を終わらせ、お前のズボンを濡らしてやろうか!!!!!

そうして彼(イヤイヤ期)は、荒れ狂う。避けるためには、「名前を言ってはいけないあの人」という表現を駆使するしかない。つまり、言い換え。

事故発生!!現場検証!フローリングが穴だらけであります!こちらは事故現場として差し押さえるため立ち入り禁止になります!」と声高らかに叫び、息子とトミカ共々抱えあげ、「ここなら同じ行動をしても許容範囲」という場所に連行する。

「ダメ」=「事故発生!!現場検証!フローリングが穴だらけであります!こちらは事故現場として差し押さえるため立ち入り禁止になります!」

…言い換え、なっが。

でもこうすると、母親は僕の大事な世界を理解している。COOLさが伝わっている。と安心するのか、「ダメ!」と言うよりもは、ギャン泣き!になることが少なかった。

とはいえそんな言い換えは、「毎回やってられっか」と思う。私の場合は「MYKポイント(毎回やってられっかポイント)」が蓄積すると、「うるせえ!ダメなもんはダメだ!!」が発動してましたけど。

ギャン泣きされた時の精神的ストレスより、言い換えの方がストレスになる時は、たまに配慮しない。ガチンコバトルだ。

ただし、そのロジックをはなから知らずに、安易にダメ!を旦那に発動されてギャン泣きされたらたまったもんではないので、これをシェアしておりました。

代打で全部肯定マン

言葉をだいたい理解するようになってから(三歳間近とか。)本当によく使っていたのがこれ。

全部肯定マン降臨。なにそれ私にも降臨してほしい。洗濯物畳まなくていいよ、掃除機かけなくていいよ。君は正しいよ、って言って欲しい。

冗談はさておき、子供に圧倒的味方を作ってあげる作戦です。

「帰りたくない!まだ遊ぶ!」

<目標:帰宅の場合>

母「もうご飯だから帰ります。」

長男「ギャン。ギャンギャンギャン泣き」

ぬいぐるみ「ヤァ!(裏声)ねえねえ、もうちょっと遊んでいこうよ!」

長男「ギャンギャン」

ぬ「ねえ〜〜、帰らないで遊ばない?」

長男「…」

ぬ「ずーっと、ずーっとさ、遊びたいよね。だって楽しいもん!お家帰ってご飯食べるの嫌だもん。いっぱい遊んで、夜になっても遊んで、ずーーーーっと、ここにいたいよね!!」

長男「うん…」

ぬ「僕も一緒!!!わかる〜〜〜同じだね〜〜〜〜!!!!気が合う〜〜〜!!!」

長男「うん…!」

ぬ「公園楽しいね!楽しい!!長男くんと遊ぶの大好き!!」

長男「うん!」

ぬ「あ、ねえねえクレヨン持ってる?普通持ってないよね!」

長男「持ってるよ!(ドヤ顔)」

ぬ「うそ…!!すごすぎ…!!!え、本当に?ピンク色もある?」

長男「ある!」

ぬ「うそ!!うそ!!!すごすぎる!!!!!見たい!!見せて!!!!ママに、僕が使ってもいいか、聞いてみて!!」

長男「ママ!!!ピンクあるよね?!」

ママ「あったと思うよ〜、帰って確認してみる?

長男「うん!!!」

〜THE END〜

のように、使ってました。

内心では、こうです。赤字は私の気持ち。

母「もうご飯だから帰ります。(あ〜ご飯作りたくねぇ〜。)」

長男「ギャン。ギャンギャンギャン泣き(ktkr…あいつを呼ぶか…)

ぬいぐるみ「ヤァ!(裏声)ねえねえ、もうちょっと遊んでいこうよ!」

長男「ギャンギャン」

ぬ「ねえ〜〜、帰らないで遊ばない?」

長男「…(お、こっちの言葉を聞いてる。とりあえず聞いてくれたら一歩前進。)

ぬ「ずーっと、ずーっとさ、遊びたいよね。だって楽しいもん!お家帰ってご飯食べるの嫌だもん。いっぱい遊んで、夜になっても遊んで、ずーーーーっと、ここにいたいよね!!(ここは、子供ながらにそれはちょっとやりすぎだろ…ってくらい誇張する。ぬいぐるみ君は僕の気持ちを良く分かってるけど、ちょっと僕が冷静にセーブしないと暴走気味のヤベェやつ。くらいに思わせるのがポイント。)

長男「うん…」

ぬ「僕も一緒!!!わかる〜〜〜同じだね〜〜〜〜!!!!気が合う〜〜〜!!!(釣れてきたので否応なく母親の語調も強くなる。何としても釣り上げたい。引き上げたい。)」

長男「うん…!」

ぬ「公園楽しいね!楽しい!!長男くんと遊ぶの大好き!!」

長男「うん!」

ぬ「あ、ねえねえクレヨン持ってる?普通持ってないと思うけど…僕ずっとそれを探しててさ。(突然の話題転換。多少強引なくらいがよい。公園のことは忘れろ。忘れるんだ。ちょっと煽るのも忘れない。)

長男「持ってるよ!(ドヤ顔)(ドヤ顔かわいい。)

ぬ「うそ…!!すごすぎ…!!!え、本当に?ピンク色もある?」

長男「ある!」

ぬ「うそ!!うそ!!!すごすぎる!!!!!見たい!!見せて!!!!ママに、僕が使ってもいいか、聞いてみて!!」

長男「ママ!!!ピンクあるよね?!」

ママ「あったと思うよ〜、帰って確認してみる?(釣れた〜〜〜〜)

長男「うん!!!」

〜THE END〜

ここはクレヨンではなくて、鉄板の好きなものやコレクション(ぬいぐるみ氏にドヤ顔で見せたくなるもの。新しいおもちゃでも良い。)あたりでもオススメです。

これもまたMYKポイント(毎回やってられっかポイント)が加算されてはいくけれど、心理的に「子供の気持ちを私だって分かってはいるけど親として大人として毎日を回すために子を否定しなければならない状況」でギャン泣きされてる時の徒労感が、少し軽減されるので私は好きな方法です。ママだって!!別にやりたくない!!帰ってご飯作りたくない!ずーっとずーっとダラダラしたい!!!!!って気持ちを、ぬいぐるみに乗せて叫びましょう。

ちなみに息子は鉄道大好きマンでぬいぐるみに興味持たなかったけれど、こういう肯定マン寸劇は案外人型の存在の方が好きだった気がします。ペッパー君、勝手にやっといてくれないかな…。

下の子を叩いちゃう、みたいなのを叱るときも、良いかもしれません。ぬいぐるみ氏は、どんな状況で叩いたとしても、どれだけ長男が悪かったとしても、叩いてしまう長男君すら全肯定し、感情を代理で説明して、ママに説得してくれます。口のたつ有能専属弁護士です。ママと僕、ではなく、ママと僕とぬいぐるみの三者面談です。悪いなんてことは自分でも分かっていたりするけれど、でも自分の言い分もあって、それをまだうまく言葉にできないフラストレーションを代理で説明してもらうことで、驚くほど感情が落ち着いたり、します。

わっっっるい事、しちゃう

ギャン泣きに入ったのを泣き止ませる方法として。

非日常の、わっっっるい事にお誘いします。

お誘いするときは、大変真剣な顔で、絶対に秘密なんだけど…という迫真の演技が必要。

  • お風呂でアイスを食べる
  • 左右別々の靴下を履いちゃう
  • 家の電気を全部消して懐中電灯で生きる(悪いかは不明)
  • 三秒だけ!って言って机の上に乗って、ギャ〜〜〜!!ドキドキした〜〜〜わっっっるい!!だめ!!もうだめママ耐えられないこれは悪すぎた反省!!と叫ぶ
  • 普段体に悪そうだから触らせないフローリングマジックリンなどの薬品を、1プッシュしてもらう(もっとやりたいになるとギャン泣きの振り出しに戻るので、これがいかに悪い所業なのかを真顔で伝える。特別な悪業であり二回やると死に至る。)
  • 靴箱の靴を全部出す
  • 本棚の本を全部出す

ちょ〜〜〜どの悪いことを考えるのは大人もすごく楽しい。

できればその後の片付けなどに影響しない、ちょ〜〜〜ど良いワルを思いついたときは、本当に気持ちが良い。

「ちょうどいい悪いこと」、ただいまからツイッターで随時募集します。
@ritoha63まで教えてくださいね…。

ところで、と話題を変える

これはなかなかに職人芸である。母親の多くがどこかで取得する気がする。

「帰りたくない!!(ギャン泣き!)」に、「帰ります!!」と返すとだいたいが地獄です。MYKポイントが溜まっているときはだいたい腕力に任せて自転車に詰め込み、帰宅することもあるけれど、

「帰りたくな」くらいで、「あー、そうね。わかる。あ、って言うかそれはさておき、今朝ってオトッペ見たっけ?」といたって冷静に、何気なくそして華麗に豪快に話題を変えます。

学生時代に児童心理学をかじっていた者からの浅〜い知識ですが、「幼い子は場面切り替えが脳の発達的に非常に苦手」らしいです。いまいま楽しい状況を切り上げる、というのが難しいのです。痛くて悲しい時や、否定されて泣きたい時、怖い夢を見て叫んでいる時なども同様です。

多少強引でも、別のことに興味・意識をぶん投げてやる。パワープレイですが、効きます。

エステごっこ

完全に子供の個性によりますが、うちの長男は生クリームにメープルシロップかけて砂糖ぶち込んでチョコレートソースをあえたくらいのウルトラスーパー甘えん坊なので、母親とのスキンシップで、とても落ち着くタイプでした。

黄昏泣き的なものはさすがにイヤイヤ期の頃にはなくなっていましたが、疲れるのか眠くなっているのか、夕方ごろなどでグズグズした時にとても有効だったのが、エステです。

エステして欲しいのは、私だよ・・・!と思いながら、ベビーローションでマッサージ。

赤ちゃん時代の保湿やベビーマッサージのように、丁寧に。

体育会系/じっとしてるより身体動かしたい系KIDSには向かないと思うけれど、甘えん坊系KIDSにはおすすめです。

愛してるよ〜と伝えるととても嬉しそうなので、こちらもHAPPY。

サプライズを仕込む

ほんと、母親って職人よな。

なんでこんなことをせなアカンのや。

という気がしないでもないけど、ギャン泣きされるよりANGELの笑顔が見られるならまあ、やらんでもない。

ということで、仕込みを色々してました。

例えば、お風呂入りたくないって言いそうだな〜っていうときは、湯をためるボタンを押すついでに絵を描いておいたり。

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これは今でも有効で、4歳になった息子はイヤイヤはないけれどお風呂入らない!とか言い出すことがあるので、今日も描いておきました。

「お風呂入るよー。」

「今入らなーい!(LEGOを作りながら。)」

「あ、そう?別にまあ、いいけど。(ここで語気を荒げない。人間力が試されている。)・・・・・・(一呼吸おく。)・・・!!え!!ねえ!!やば!!!!レア!!!レア!!(あえて微妙な単語を使って好奇心だけを誘う。具体的なことは言わない。)」

「なに!?」

「現れた・・・・!!!すごい・・・!!来て!!すぐ来て!!あ、待って濡れちゃうわ。脱いだ方がいいと思う多分。(ここでも、いいから脱いでお願いさっさと服を脱げ風呂に入るんだよこの野郎、と、はやる気持ちをサトラレないように必死に普通を装う。)」

「え!!なに!!」

からの、風呂場に描いた新幹線ドーン、なんかをやってました。

だめ押しで、「ママが描いたんだけど、ここの色が思い出せないんだよね・・・そもそもこれってH5系?あれ?(スットボケ)」などと会話を続けながら、息子を入水させ、H5系とE5系の違いの講釈を聞きつつ、無事にお風呂に入ります。

イヤイヤ期に真っ向からぶつかるより、楽です。(個人的な感想です。)

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メモ帳には、あと何個もダイイングメッセージがありますが、夜もふけてきたのでこの辺にします。

息子が4歳になってまだまだ工夫は必要ながら、まあ、なんとな〜〜〜〜く楽になってきたかなー?って思ってますが、そんな頃に、娘がイヤイヤ期発動しそうなので、仮にも自分の子供に対しての経験値は積んできていると思うので、なんとか生き抜きたいです。

これは単なる「我が子への対応を振り返った」話なので、「イヤイヤ期にはこうやって対応しよう!」という気持ちで書いたものは何一つありません。単に私が私のために思い出しただけなので、もし役に立つものがあったら嬉しいな〜〜〜、くらいです。ご了承ください。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

明日もみんな、頑張ろうね。

おしまい。

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ABOUT ME
リトハ
リトハ
ブロガー/2児の母
第1子が1歳でアルファベットにハマッたのをきっかけに英語学習をスタート。現在8歳の息子は毎日の取り組みの積み重ねで、日常会話を母国語同様に英語で話せるようなりました。5歳の娘も英語大好き。英語関連のお役立ち情報を探して発信しています。
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