英語教育

子どもの英語学習を続けるか否か?迷ったときの判断基準について|一度辞めた実体験から振り返って

リトハ

現在5歳の息子と3歳の娘を育てています。

すぐに結果が出るわけではない英語学習は、親としてもたびたび悩みがつきません。

今回は5歳のお兄ちゃんの英語学習を振り返ってみます。子どもの英語学習を続けるかどうかお悩みの方のヒントになるものがあれば幸いです。

息子(5)

2歳からインターナショナルスクールに通園。一度公立の幼稚園に転園し4歳の時に10ヶ月程英語環境から離れる。5歳の今は再度インターに通園中。日常会話が出来るまでになりました。JAPEC(児童英検)3級を取得。

【前提】英語学習をしている子供は2割弱

ベネッセ教育総合研究所HPより抜粋

ベネッセによる小学1年生〜6年生4,718名を対象にした調査によると、学校以外で英語学習を行っている子どもは全体の18.8%という結果が出ています。
この調査は2006年のもので新しくはないですが、2021年の現在においても、「学校外で学習」している層は未だにあまり増えていないようです。

バンダイHPより

幼児を含む700名で調査した結果もあまり変わらず、2.1ポイントの変化にとどまり20.9%のみが学校以外で英語を学習しています。

バンダイHPより

また、英語を開始したタイミングについては上記の結果となってます。

幼少期から英語学習をしている人は5人に1人!

【結論】子どもの英語学習を中断したらどうなるか

息子は、2歳からインターナショナルのプレスクールに週5で通いました。

はじめは週2でしたが、まだ曜日感覚がなかったこともあり、行ったり行かなかったりすることに混乱しているように思えたため、1ヶ月ほどしてから週5に切り替えました。

週5で9時〜17時まで通っていたので、どっぷりと英語環境に浸かっていた状態です。家庭で何もしなくても、自然と英語のシャワーを浴びていました。

幼稚園入園のタイミングになった際インターを続けるか迷いはしましたが、検討の結果最寄りの公立幼稚園に入園しました。

公立幼稚園では英語の取り組みは0だったため、その頃から、下の子の妊娠や妊娠による私の入院などもあり、英語に関しての取り組みはかなり低下しました。
肌感覚ですが、100%から8%ほどに減ったイメージです。

その結果、どんどんと英語を忘れていきました。

どのくらい遠のいたか

息子はおしゃべりが得意だった分、日本語の発話の発達がとても早く、2歳のインター入園時点で日本語を割とペラペラと話していました。(母親しか聞き取れないようなものだったとしても。)

そのため2〜3歳のインターで英語漬けだった期間も、母国語同様に自然と英語に馴染み英語には抵抗が0!というよりは息子なりに頑張って「英語の環境」に慣れようとしている状態でした。

転園を経て完全な日本語環境におかれたことで、「わーい日本語だ!!」となって、息子のほうから英語を敬遠していったようなところがあります。

以前は休日に英語の動画を見ていたのに、明らかに「日本語の動画に替えて」と言うようになりました。

母国語環境の快適さを実感し、英語を自ら遠ざけるようなりました。

どのくらい英語を忘れたか

ようやくセンテンスで英語を話すようになってきたかな?(YES!だけでなく、Yes, I do.くらいのレベルですが。)だったのが、全く話さなくなりました。

ただし、ABC・単語・歌は割と覚えたままでした。

また、耳も良いままでした。
BとV、RとLの聞き分けはたまに遊びでアプリを通してやっていましたが、正解率が下がるといったことはなかったように記憶しています。ストロベリーでなくStrawberryと、発音も良いまま維持していました。

英会話力が愕然と落ちるけれど、鍛えた耳は衰えませんでした。

英語を忘れてでも英語学習から離れたほうが良いとき

以上の経験から、英語学習を中断すると失われるものはあるが、失われないものもあります。

実際に息子は5歳からインターナショナルスクールに戻りましたが、苦労したのははじめの1ヶ月のみで、1ヶ月経つ頃にはすっかりまた英語環境に慣れ楽しく登園するようになりました。

むしろ成長したことで学習の意味を汲めるようになったこともあり、3歳時点よりも物凄く早いスピードで英語を吸収しているので子どもの成長に驚いています。

そのため、英語学習は決して辞めるべきではないと言うつもりはなく、下記のような場合には英語学習から離れたほうが良いケースもあると感じます。

子どものストレスが強い場合

息子も日本語が得意だった分、早期からはじめたにも関わらず英語への苦手意識があり、英語をストレスに感じているように見える時期がありました。

英語を勉強と捉える前に母国語方式で吸収できるのが理想ですが、両親が日本人の家庭ではなかなか難しいものです。

英語がいやだなあと言う、英語学習から逃げてしまう、というレベルはまだアプローチの方法を変えることで改善することも多いです。

しかし、(これまでしていなかったのに)爪を噛む・指先をいじる、まばたきが強く大きくなる、髪の毛を抜く等のチック症状が見られるようになった際には、すぐに一度英語を中断したほうが良いと思います。

英語は後から習得が可能ですが、幼少期のチック症状が出るほどの強いストレスはその後の成長に支障をきたします。

親子関係の悪化

英語はコミュニケーション手段の一つにも関わらず、英語を学ばせたい親と英語に抵抗がある子ども間で対立してしまう場合もあります。

強制して無理にでも英語学習に取り組ませる、取引をもちかけて英語学習に取り組ませる(英語をやったら抱っこしてあげる等)は絶対に辞めるべきと思います。

英語が大嫌いになっている

英語が明確に大嫌いになっている場合は、様々なアプローチを試すよりも一度引くことを勧めます。

我が家の場合は、息子にとって英語が「嫌い」なものではありませんでしたが、家庭都合のため10ヶ月ほど英語から完全に遠ざかりました。「苦手意識」はあったと思いますが、しかし、その後学習を開始してキャッチアップは十分にできているように感じます。

それよりも、子どもには長く続く未来があるのに英語というコミュニケーション手段を嫌いになってしまうことのほうが問題は大きいと考えます。

むしろ息子の場合のように、一度離れたことでその間に息子自身の言語野が成長していたため、英語学習が以前よりスムーズにいった、という事例もあります。

英語学習を続けたほうが良いケース

一方で、英語学習を辞めてしまっては勿体ないと思うケースもあります。

発語が伸びない

インプットを十分にしているつもりなのに、なかなかアウトプットがない場合は、「意味があるのかな?」と不安になることもあると思います。

しかし、日本語と同様に子どもの個性によって発語のタイミングは全く異なります。

インターナショナルスクールでも、全く英語を話していなかった子どもが、いきなり爆発的にお話しするようになっている場面をよく見ました。

単語だけしか発していない、アウトプットが十分でないと感じられるときでも、子供の中ではしっかりと英語を吸収しているので、諦めずに続けることが大切です。

成績があがらない

上記と同様ですが、成績という結果となってついてこない場合。

なんのために英語を学習させているかに立ち返ってみるといいかもしれません。

子供の英語学習は一朝一夕に身につくものではないので親も悩みがちですが、英語を学ぶことが「むいていない」子供はいないと思います。

成績があがらない場合は変わるべきは子供ではなく、英語学習のアプローチの仕方かもしれません。

子どもに辞めたい意思がない

英会話教室やオンライン英会話でふざけていて、どんなに意味が無いと思われる時間でも、子供自身がいやがっていない・楽しんでいる場合は継続したほうが良いと思います。

子供にとって大切なことは英語学習の結果よりも、「英語が好き・楽しい」という実感です。

英語学習を継続し続ける方法

子供が上記の英語を辞めたほうが良い場合に当てはまらず、引き続き英語を継続して勉強させたい場合には下記の方法が我が家は効果的でした。

ステップバイステップの目標をたてる

半年後・次の誕生日まで、などにゴールを決めます。そこから逆算してステップバイステップの目標を建てる方法です。

この時に効果的だったのは、「確実にクリアできるゴール」を用意することでした。

また、クリアできそうだなと思ったときも「更に課題を足す」ようなことはしません。終わりが見えてきた時に更に課題が足されると、これまでのモチベーションが一気に低下する可能性があります。

あまりにも時間に余裕がありステップアップした目標がクリアできそうな時は、必ず差し向かいで丁寧に子供と相談することを勧めます。

ゴールについては、英検やJAPECなどを定める必要はなく、下記のようなレベルでも十分だと我が家は思っています!

  • 好きな絵本を見つける
  • 英語の絵本1冊暗唱する
  • 好きなアニメのワンシーンを暗唱する
  • 英会話の先生に前より良くなったと褒めてもらう!

親も一緒にやる

我が家は、どんな学習よりも効果があると感じたのは保護者が一緒に本気で取り組んだときでした。

私は英語を勉強として吸収してきたタイプなので、英会話は全く自信がなく、もはや英会話力は息子に追い越されていると思います。

それでも、親が先生になるのではなく、一緒に一生懸命勉強をすることが大事だなと実感します。

勉強しなさいと言わずに、親が勉強をはじめると、子供も自然と真似して本を読んだり勉強することが多く、真似っ子がとても可愛いです!

(勉強といっても、産後に脳みそが物凄く鈍くなった実感があるので息子の英語の絵本を読んだり、簡単なものに取り組んでいます。笑)

まとめ

幼児期の英語は耳が鍛えられたり、勉強と捉える前に英語を吸収したりと、メリットがたくさんあると感じます。

ですが、一度中断してもまだまだキャッチアップは可能でした!!

親子で悩んだり苦しんでいる時は、一度立ち止まって考えてみても決して困ることは無いと思います。

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ABOUT ME
リトハ
リトハ
ブロガー/2児の母
第1子が1歳でアルファベットにハマッたのをきっかけに英語学習をスタート。現在8歳の息子は毎日の取り組みの積み重ねで、日常会話を母国語同様に英語で話せるようなりました。5歳の娘も英語大好き。英語関連のお役立ち情報を探して発信しています。
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