【東京衛生病院】痛い?和痛?時間がかかる?無痛分娩レポ(前編)
先日、無事に第二子を出産しました!
Twitterではお祝いコメント、♡有難うございました!
みんな大好き…(*´ω`*)
今回の出産では無痛分娩を選択したので、その時のレポートです。
なぜ無痛分娩を選んだのか?
痛いのが、嫌だから!!!以上!
……と、冗談のように言ってますが、一人目の出産がトラウマレベルだったんです。
第一子は破水から始まり、まる2日かかって子宮口7cmの激痛から全然進まず、最後は陣痛促進剤を入れて、壮絶な痛みと共に我が子を産み落としました。
子宮口7cmの段階では、呼吸法で痛みを逃して大騒ぎせずにいられたので痛みには弱くないのではと思うのですが、促進剤が効きすぎたのかそこからの痛みはそういうものなのか、生命の終わりを感じるレベルの痛みでした。
終わってみれば立会いだった旦那との絆はとても深まったし、喉元過ぎれば熱さを忘れる。
息子への愛情で胸がいっぱいになっ…
……たとしても!!
「絶対に二人目は無痛を選ぶ。痛みは忘れるだろうから、この決意だけは忘れてなるものか。」と誓ったのでした。
実際二人目の妊娠中は、何度か「無痛にしなくてもよかったかなー?」なんて余裕ぶっこいたタイミングもあったのですが、だいぶ強い前駆陣痛が訪れた時に、陣痛が来た?と思ったら無意識に足がガクガク震えまして。
めちゃくちゃトラウマになってるってことを再認識したし、前駆陣痛が過ぎ去って落ち着いたあとには、やっぱり無痛にしておいてよかったって心から思いました。
ということで、私が無痛を選んだ理由は、「痛いのが嫌だから(安易な逃げだなんて言わないで。強いトラウマが残るほど本当に死ぬかと思う痛みを味わったのだから。)」です。
あ、ちなみに「無痛分娩だと子供への愛情が沸かないのでは。」っていうよくある疑問に対しては
???は?
と一蹴して終わりにします。んなわけあるかい。
無痛分娩の流れ
私が出産した東京衛生病院では、無痛分娩は計画出産になります。
ベッドの空きや、先生の都合で出産日が決まるので、誕生日が子どものタイミング(自然に陣痛がくるタイミング)では無くなるのって人工的な感じでアレかしら?と思う方もいるかもしれません。
私も、説明を受けた時に1ミクロンくらい気になったのですが、「それもまた我が子の運命である。」という解釈でその気持ちもすぐに吹き飛びました。
私の場合は上の子がいるので、出産日が決まっているとめちゃくちゃ段取りたてやすかったです。
計画出産日より前に陣痛が来た場合は?
病院によっては、そのまま自然分娩になります。
無痛分娩にしたくて、遠くの病院まで通ってたのに〜〜( ; ; )というママの叫びもよく聞きます。
そのくらい、24時間365日無痛分娩を受け入れてくれる病院は都内でもごくわずか。
その点、東京衛生病院では年中無休で24時間無痛分娩に対応してもらえました。
ただし陣痛が来てしまったら病院に向かうまでの間は痛みに耐えるわけだし、予定調和じゃ無いだけで不安になるから、何卒入院するまで産まれないでね〜〜〜!と、今回私はそれが一番心配でした…。
入院について
初産の人は、前日に入院して子宮口を開く準備をします。
通常、経産婦は当日に入院となることが多いですが、私は前回難産(涙)だったので、前日から入院することになりました。
無痛分娩レポート
前置きが長くなりました。
いざ、無痛分娩レポスタートです!
13:00 絶飲食開始
忘れる訳無いのだけど、うっかり食べちゃったら無痛分娩出来なくなりますと脅されていたのでドキドキしました。
ちなみに最後の晩餐に選んだのは神楽坂にある「AVANTI TAKAHIRO」でイタリアン。
13:05に食べ終わったのは内緒です。
15:00 病院到着・入院手続き
ソワソワする。怖いよー。
個室の陣痛室に案内されて、紙パンツと背中がまる空きの紙ドレスにお着替え。
立会いの旦那に「天使みたいな格好だね」と言われて、照れる。
あとで鏡見たら臨月体型のアラサーが白い紙に覆われてるだけだった。
…だよね、分かってた。
それから私は妊娠糖尿病だったので、血糖値の検査もしました。
なぜかもうここまで来たら検査しないと思っていて、調子に乗ってイタリアン食べた…最後にデザートも食べた…とドキドキしましたが、結果はセーフでした。
パスタじゃなくてお肉にしたからかな。よかった!w
15:45 点滴
なんの点滴だろう。説明受けたけど忘れてしまいました。
寝そべった状態で見やすい位置にテレビがあるセレブリティ。
つまりテレビを見る余裕があるってことですね!期待!
ここから出産を終えるまで私はほとんど立ち上がる事が許されません。
任せて。
ゴロゴロするのは大得意!!
16:00 麻酔開始
背中から硬膜外麻酔なるものを入れます。注射です。
私は以前に手術をした事があって、その時も硬膜外麻酔は経験済み。
ベッドに横向きに寝て、膝を抱えて丸くなります。
イメージは海老。エビチリ。
まずは部分麻酔の注射を3本くらい刺します。
歯医者で虫歯治療する時の麻酔注射と同じ痛み。余裕。
そのあと、硬膜外麻酔を投入。
これは経験があるので、全然だいじょ………うぶじゃ無い!!!
イッテェ!!!!!
情けないけど、スーーーッて言いました。
わかります?歯の隙間から息を吸うやつですね。
痣をゴリッゴリ押されるような痛みでした。
助産師さんが、さすってくれます。
終始感じたのですが、こちらの病院はほとんどの方が無痛分娩を選択しているので痛みに弱い方が集まるからかしら?キリスト教系の病院だからかしら?
助産師さんが、ものすごい甘やかしてくれます。優しいです。
気合い!とか、お母さんになるんでしょ!!とか一切ないです。
痛いときは痛いと言っていい。頑張ってる。偉いね。よしよし。ってしてくれます。大好き。
助産師さんの優しさに心を打たれて、主治医の「入らないな…おかしい…ん?なんで入らないんだろう…」っていう恐ろしいセリフは聞こえなかったことにしました。
結局やり直しがあったので2回その痛みを味わいましたが、痛いと言っても痣を押される痛みが10秒未満です。まる2日の激痛と比較すれば言うまでもありません。
そして、オチを先に話してしまいますが、今回の出産において一番痛かったのはココです。
これ以上の痛みは出てきません。
マーベラス!!!!!!
身体に麻酔を回すために、5分ごと左右寝返りを打ちます。
16:30 麻酔二本投入
背中に冷たいものが流れてくる感覚だけありました。
定期的に助産師さんが痛みチェックで身体をつねりにきます。
まだ麻酔が回ってない時の助産師さんのつねり、普通に痛かった。
「ごめんね、痛みのチェックだからね」って言いながら、あの聖母マリアのように甘やかしてくれる助産師さんが痛めつけてくるの新しいプレイみたいだった。
16:36〜16:46 麻酔が効いてくる
下半身があったかい感じがしてきて、だんだん感覚がなくなってきます。
自分で思うように足は動かせるけれど、重たい感覚です。
17:00 VSCAN・逆子チェック
VSCANっていうドラえもんの道具みたいなポケットサイズの小さな機械でエコーをとりました。
なにそれ欲しい。
赤ちゃんの様子いつでも見られるとか、それ欲しい!!
17:00 バルーン挿入
続いてバルーン挿入。
風船を子宮口に入れて、一晩かけて開いていきます。
麻酔効いてはいますが、これ結構痛かった…。
病院によっては麻酔なしでやるところもあるみたいなんですが、それ相当痛くない?
ただ、ここでも先生が「入らないな…あれ、入っ…てないな。入らない…。」ってやってたので、先生の腕によって痛みは変わるのかもしれないけれど。
(でもこの主治医の女医さんが私は好きでした。たとえ挿入が下手でも愛があって優しい人の方がいいよ。…いや変な意味じゃないよ?)
先生のセリフと言い、痛い場所や感覚といい、表現するならば「めちゃくちゃ下手なセックス」そのものでした。(変な意味につなげちゃったよ。)
あ。イメージでね♪
そんな夜を過ごしたことは無いけどサ♡(突然のカマトト)
終わった後は、「もう明日には赤ちゃんに会えるね。抱っこできるね。今まで、頑張ったね。」と先生も助産師さんも優しすぎるコメントを残してくれたので、純粋な私が心から感動して泣きそうになったし、もう一人の下世話な私が「この事後の優しさ、本当にさっきの処置はDV男の独りよがりプレイのようだwww」と思いました。ごめんなさい。
17:15 子宮口チェック
バルーン入れるときに同時に確認してくれて、この時点で2センチひらいてた!
17:16 アクシデント発生
おならが出る。
それの何がアクシデントか、って?
制御不可能なんですよ!!!
痛みがない=感覚がないもんだから、無意識に出ちゃう。
人間を産み落とすことを考えたらこんなのアクシデントでもなんでもないんだけど、全く制御不可能なおならが、いつ出るかわからないって結構…恐ろしいよ…?
17:22 麻酔がさらに効いてくる
酔った感じになって、顔も熱くなってきました。目も赤い。
身体全身が重だる〜くなって、眠気もあります。
実際に麻酔の利きはお酒の強い弱いに左右されると聞いたことがありますが、私は1時間あれば一升飲む女です。
でも、しっかり効きました。ご安心を。
このときは、鎖骨のあたりまで感覚が鈍くなってきていて、例えるなら全身が、つねっても痛くない肘の皮になったようでした。
それからなぜか鼻が詰まって、鼻呼吸できなくなったけれど因果関係は謎です。
18:36 夕飯
本日の処置はこれでおしまい。
だんだん酔った感覚も醒めて、同時に鼻呼吸もできるようになりました。
お腹張ってるねーって助産師さんに言われましたが、麻酔で自覚症状は0。
寝たきり状態なので就寝前に着圧ソックスを着用します。
つま先が出るデザインだったのだけど、履き方がわからなくてね…。
オープンマインドな性格じゃないので、「どうやるんですか!?」ってわざわざナースコールで聞く勇気もなく、「え…全然履き方違うんだけど…」って思われたらどうしようってドキドキしながら履きました。
結果最後まで指摘されなかったので、多分合ってたんだと思いたい。
着圧ソックスはちょっとキツめなので、旦那さんに履かせてもらったらいいよーと助産師さんが最初に言っていたのを思い出しましたが、すでに本日やることがなくなった旦那は美味しいラーメンを求めて帰宅したので、一人で頑張りましたよ。
おうおう、さっき私のこと天使って言ったじゃないの?
天使を置いてラーメンかい?
でも一人目の時は旦那もまる2日立会いで、ずっと緊迫状態で疲労困憊だったので、こういう点も無痛分娩って気楽だな〜って思います。
自分が辛くないから、お家帰っていいよー♪(スマホいじりながら。)って出来ました。
20:52 緊張
麻酔がだんだん切れてきます。
バルーンを挿入したり内診で刺激しているので、もしかして陣痛が来てしまうのではと緊張し始めました。
自分を落ち着けるために、妊娠中にお腹が張ったり体調が悪い時に多用していたおまじないを心で呟きました。
わたしはふわふわのくも〜。
私はふわふわの雲〜〜〜〜。
( PIXARアニメーション:カーズ/クロスロードより)
21:28 眠剤をもらう
明日に備えてぐっすり眠れるようにらしく、眠剤を貰ったので飲みました。
人生で初めての睡眠薬。
消灯は22:00で、テレビもスマホも禁止(やりたければできますが。)で、目をつぶってね。とのこと。
この辺りで、麻酔が切れました。
背中がどうなってるのか自分で最後まで見ることはありませんでしたが、痛い。
ズキズキする…。
もともと妊婦で坐骨神経痛のような症状に見舞われていたので寝返りは一苦労でしたが、背中が痛いので余計に眠れない…。
え、背中痛い…。
眠れない…
ねむ…
ね…
翌日のレポに続きます!