専業主婦のくせにと悩み続けたけど、家の片付けをハウスキーパーに頼んだ話
1ヶ月前、こんなことを呟きました。
我が家に住所不定のものがありすぎるな…。と、だいぶ前に使って未だになんとなくキッチンに放置されたままの養生テープを見ながら思う。この問題を、年末までに解決したい。具体的にいうと、金で解決したい。
— リトハ🎄3y&10m (@kaguramom) 2018年10月31日
1ヶ月間悩みに悩んで、ついに!!!
ハウスクリーニング(っていうの?)を導入してみたよ〜〜〜〜!!!!
結論:やってよかった!
(YES100%!私調べ!!!)
ハウスクリーニング体験レポート
全体的な部屋の片付け、キッチン周り、整理整頓など対応してくれる内容は多岐多様に渡るハウスクリーニングですが、今回は「収納棚の整理整頓」を依頼してみました。
依頼する前に相当悩む
1ヶ月(もしくはその前からずっと)モンモンと、延々と、依頼するかせざるべきかずっと悩んでたの。
理由はいくつかあるのだけど、
- 他人が家に来てどうこうするのが緊張する
- 本気出せば自分で出来る気がする
- 本当に依頼するほどの事?という終わらない脳内審議
この辺りが大きいです。
お家のお片づけなんて、共働きで忙しい方ならともかく専業主婦(上3歳・下0歳)の私が本当に外注すべきかどうか超悩みました。
「ハウスクリーニング」「片付け」「掃除業者」などの関連単語で何回ググったかわからない。ググってる時間を片付けに当てたらいいんちゃうんかってくらいずっとググってた。ググっては、見たことあるサイトを何度も読んだりしていた。気になるあの子をデートに誘いたいDT男子並みにウジウジしてた。なんなら会員登録までして、なお画面を閉じたりしていた。
でも、結局片付けたい!と思ってから1ヶ月間の間、1ミリたりとも着手できてないのと、義母が「12月に泊まりにいくね♡」って連絡してきやがった下さったのをきっかけに、エェイッ!!!と酔ってもいないのに完全に勢いでスマホをタップ!タップタップ!!して、業者に発注をしたのでした。
ここまで悩みすぎて、家事外注サービス界隈に詳しくなってしまったよね。
ハウスキーパーさんを選ぶ
私が使ったのは、「タスカジ」というサービス。
ハウスキーパーさんが単独で一名、三時間来てくれるというものです。
住所を登録すると、我が家の近くに居る多くの候補者が出て来ました。
みなさんハンドルネームで表示されます。
顔写真を登録している人はほとんどいなくて、アイコンは花か犬が多かった。おばちゃんは花と犬が大好きだ。
整理整頓・掃除・作り置き・ペットシッター・キッズシッターetc…など、それぞれの方が請け負える範囲が書いてあります。
私はその中から、レビューがめちゃくちゃ多くて(230件以上)、自己紹介文が丁寧な女性、かつキッズシッターもOKな「リリィさん」を選びました。
当日子どもの面倒は私がみるんだけれど、やっぱり子持ち家庭に来ていただくなら子どもに慣れている方の方がお互いストレスがないかなと思ったので。
事前にネットを介して、「収納棚の整頓がしたい・時間が余ればキッチンも。」という要望を伝えました。コミュ障なのでメールでやりとりできるのは有り難いです。ほんと。
お値段は人にもよるのですが、今回は交通費含めて三時間で¥9,000-でした。
頼んでもなお
でもさ〜〜〜〜、ほんと、ここまで来ても尚緊張したし、なんなら後悔もした。
九千円払うようなことだったのかな〜〜〜〜、とか。
前日の夜とか、「ア〜〜〜明日来るじゃん…。」ってやや気持ちが落ち込んだ。
どうにかしたいこの性格。想定できない未来体験がすっごい苦手なの…。
昔、子供オンライン英会話やった時と全く同じ展開。
キーパーさん来るから部屋片付けなきゃ、って思ったんだけど、「お金払って片付けに来てもらうのに前日の夜に睡眠を削って片付ける意味とは…?」という気もして来て、結局“どすっぴん・全身GU・部屋はおもちゃパァ〜ラダイス★”でお出迎えすることに決めました。
片付けができないヤベェ奴って思ってもらって構わない!!ていうか間違ってない!「どうも私が片付けができないヤベェ奴です。」
リリィさん登場
いざ約束した当日のAM10:00になりました。
定刻通りにいらしたのは、「前にどこかで会ったことある気がする」って思う感じの一つ結びでぽっちゃりした量産型おばちゃん。(失礼すぎごめんなさい。)
「こんにちは。荷物はどこに置けばいいですか?」
「よろしくお願いします。こちらへどうぞ。(リビングへ)」
「荷物はどこに置けばいいですか?」
「あ、ここで(リビングの椅子をひく)」
「荷物はここでいいですか?」
……おばちゃんどうしてそんなに荷物を気にするの?と思ったけれど、まぁきっとなんか理由はあるんだよね。荷物はそこでいいです。ていうかどこでもいいです置いてくださいすいませんね散らかってて。
「こんにちは、リリィです。」
あまりにもサラッとハンドルネームを名乗るもんだから、こっちも「どうもリトハです。」って言いそうになったじゃん、やめてよ。
こちらは0歳娘を抱っこしていたので、「何ヶ月ですか〜」なんてやりとりが発生することを想定していたのだけど、リリィさんは2秒後にはエプロンを装着し、「さて収納棚はどこですか。」と必殺仕事人の目をしていました。時間で雇われているという感覚がおありなのだなと、「次会うかどうかわからない関係性の人と小粋なお話しをすることがダルいゆとり世代」な私はとても嬉しい気持ちになった。
リリィの仕事ぶり
さて、ここからがいざ本題。
今回整理して頂く収納棚の大きさは、高さは下から天井までの壁埋め込みで、横幅が1.3mくらい。「とにかくなんか入れる場所」になっていて、何が入っているかも把握できていないし、アバランチしまくりな場所でした。
私が事前に伝えたのは「本は全部売るのでダンボールに入れてください」だけ。
あとは何も伝えませんでしたが、リリィは黙々と中に入っているものを全て出して行きました。
「一番上は手が届かないので、奥様背が高いからやってください。」とサラッと言われて、貴様甘え上手かと思ったけど、おっしゃる通り私の背のデカさ(ザクっと170cm)は最早今しか役に立たないと思ったので、やりました。
その間、娘は後追いで泣いていたけれど、リリィは微笑みながら「泣くのも仕事ですよ〜可愛いウフフ」と言っており、キッズシッター経験ある人を選んだことが娘にとって意外な形で裏目っていました。と言っても、5分もかかってないけれど。
一番上の棚からは、「15本のハンガー・よくわかんないビニールバッグ2つ・三年前の日焼け止め・小洒落たランプ・人が殺せそうな重すぎる羊」などなどが出て来ました。羊に至っては私も初対面だったので、巣窟な収納棚だとは思っていたけど、お前誰だよこわっ。と思いました。
これ、私がやりたかったやつ!
さて、そこまでやったら私は別室に移動して、娘と戯れる主業務に戻ります。
戻るんですが、ここで改めて、喜びに打ちひしがれることになります。
というのも、0歳育児って「何もしてないけどそこにいること」が義務付けられている状況なんですよね。一緒に遊ぶこともあるけど、結構娘はひとり遊びが好きなタイプ。はたから見たら私はソファでスマホいじってるだけなのだけど、娘にとってはお母さんが側にいる状態で、ひとり遊びしたい訳で。
だから、「あ〜〜〜〜、今私何もしてないけど、この時間に収納整理したい部屋片付けたい〜〜〜〜」ってモヤモヤしながら、でも出来ないから(立ち上がったら泣かれます。)やることもないしスマホいじって腐っていることが多いのだけど!!
今日は、そんな折に、ドアの向こうから整理しているリリィの作業音が聞こえる訳です。
すっっっっっごい、気持ちいい!!!!
そうそうそうそう!!!私ずっとそれがやりたかったの!!
でも着手出来ないし、なんとか始めたとしても確実に中断されるから出来なかったの!!!!ねえありがとう!!!!!!
って気持ちでいっぱいになりました。
この時点で、前日の「キャンセルしようかな〜」って後悔していた気持ちは払拭された。
最高。
私が欲しかった時間はこれなんだよ…!
もちろん片付け依頼だから、片付いた状態をお金で買ってるという意味合いもあるんだけど、それとは別に、育児の時間中に家のコトが同時並行で進んでいるというシチュエーションが、き…っもち良かった!です。
中身の仕分けは?
基本的にリリィの方針としては、全残しで整理して片付けるというタイプの方だったので、私は娘と別室でずーっとダラダラしていたのだけど、三時間で三回ほど、これは捨てますか取っておきますかと聞かれることがありました。
その三回は、リリィの基本方針をもってしても、「これゴミなんじゃねえの」って思ったんだと思うのだけど、私の回答は「残しておいてください」でした。ちょっと恥ずかしかったです。すいませんねゴミじゃないんですよ…。まさかリリィも片っぽしか無い薄汚れたビーチサンダルを残しておけと言われるなんて思わなかったよね…ほんとゴメン…ちょっとした思い出がさ…。
だから全部終わった後に、ゴチャッとしたもう使わない息子の「めばえ」付録類などが綺麗に小袋に収納されて入っているなんて事に、なりはしました。
子どもがいなければ、つきっきりで捨てる・捨てないの判断をしてあげたほうが、良いかもしれません。
でも、整理されたことによってリリィが帰ってから「こんなの入ってたんだ。捨てよ。」が出来たので、まあ結果オーライです。
それから、「奥様、お金が出てきましたので。」とリリィが封筒をいくつか渡してくれました。中には商品券と現金と香港ドルとアメリカドルが入っていました。収納棚にお金が入っていることは知っていたけど忘れていて、管理の仕方があまりに杜撰すぎたことが恥ずかしかったので、まぁ!というリアクションをしてからの、「棚からぼた餅ですね〜」という私の渾身の粋なセリフを、聞こえたのか聞こえなかったのかリリィはシカトしました。
棚やばい。やばい。
サラッと収納棚の整理と一言で表現しましたが、まず全部出し終わった段階でリリィに呼ばれて見に行った時、「え…」って言いました。
廊下一面に物があったんです。そう、収納棚は私の想定の三倍のモノが入っていました。そりゃーアバランチしますわ…。
アバランチが嫌で、アイロンを出すことが億劫になり、つまりアイロンがけが憂鬱になり、イライラしながらまたアイロンを押し込むことによって、セカンドアバランチしていたのですが、アバランチがなくなる事により、他の家事も気持ちよく出来そうでとても嬉しいです。これはまさにハッピーのアバランチです。
アバランチとはどういう意味でしょうか。…正解です。雪崩ですね。
ということで、私の最初の懸念点、「本気出したら自分で出来るんじゃ無いか」という気持ちも、「良かった〜〜〜〜!!!自分でやってたら絶対途中でもう無理ってなってた〜〜〜〜!!!そんで結局無駄にさらに散らかしただけだったし徒労感でストレスMAXハートだった絶対〜〜〜〜!!!良かった〜〜〜!!!!」と心から思いました。
この作業、0歳子持ちには、無理。
少なくとも私には100%無理だと確信できたので、外注しちゃった…っていう罪悪感も星の彼方へ飛んで行ってくれました。
三時間の作業量
状況がわかっていなかった私が、軽い気持ちで「収納と時間が余ったらキッチンも〜」なんて言っていたのですが、嘘です御免なさいと心の中で土下座しました。
実際リリィは手際よく進めてくれていましたが、2時間40分かかりました。
残りの20分何かしますか?と言われて、ドライな夫だったら絶対に何か依頼する強靭な心を持っていると思うのだけど、私はもうチキン&コックローチなので、リリィもお疲れだろうし、キッチンを20分でどうにか出来るとも思わないし、あと娘も限界に眠そうだし、ということで、気持ち早めに終わっていただく事にしたのでした。
という事で、巣窟にガッツリと手をつける場合は、三時間でだいたい一箇所綺麗になると考えておけばいいと思います。または、ザッと良いので二箇所って感じになるかな。
子育て中に、片付けに2〜3時間は…割けないよねー…。
さいごに
終わってから仕上がりを見に行って、最後にもう一度本日最大の喜びの感情を得ました。
めっちゃ片付いてる〜〜〜〜!リリィやるじゃ〜〜〜ん!!!!!!
薬箱を発掘して綺麗に薬や絆創膏が収納されているし、とにかく詰めてあったハロウィンやクリスマスの小物も「季節物」としてまとめてくれているし、今のところ使わないけど捨てることもない延長コードなどは奥にしつつも見えるようになっているし、棚やケースを持参された訳ではないのに、物を上手に使って仕分け・区分けしてくれていて、最高に見やすくて使いやすい収納棚が、そこにはありました。
- 他人が家に来てどうこうするのが緊張する
→リリィは私と無駄な会話をする気などない。娘に微笑みをくれつつも、やることをやって帰るだけ。最高。 - 本気出せば自分で出来る気がする
→それは思い過ごし。過信。己の過大評価。 - 本当に依頼するほどの事?という終わらない脳内審議
→絶対に依頼するほどのこと!!!!!!!
以上、頼んでよかったハウスキーパー!!!のレポートでした!
次はキッチンをお願いしよ〜っと♡
「家事代行いいな。でも会社調べるの面倒臭いな。」って方は、探しておきましたので下記記事ご参考になさってくださいまし。