6歳も粒子や密度を英語で理解できる!|365 Science Activities で親子で科学実験
先日、子供が「食べ物は体に入ったらどうなっていくの」と聞いてきたので、からだについての本を探していました。
私はからだについての本を探していたはずなんです。
気がついたら、流れ流れて「科学のアクティビティブック」を購入していました。ネットサーフィンて恐ろしいですね。
365 Science Activities
Usborne出版から出ている子供用の科学実験が365個収録されている本です。
しっかりとした分厚い本で、ページも光沢のあるビニール製なので子供が実験しながら読んでもすぐに破れるということがなくて良いです。絵の具なんかがとんでも、多少の汚れなら拭き取れそう。
全編英語です。
amazonで購入しました。
楽天は在庫がないか、または値段が高かったのでamazonがオススメです。
内容と難易度
子供向けの本なので、インターナショナルスクールに通っている6歳(幼稚園年長)の息子が自力で読める文章ではありました。
ただ、科学関連で知らない単語もたくさんあるのと、何より単独で頑張る本ではないと思うので、親子で読むのが前提だと思います。
収録されている科学実験
実際に6歳の息子と3歳の娘と実験を行ったので、本のレビューと併せて実験内容の紹介です。
Dye, oil and water
まずは、試し読みページにも掲載されていた上記画像の実験をしてみました。
事前準備
用意するもの
- 透明のビニールコップ
- 紙皿
- 食紅(または水性インク)
- サラダ油
- 食器用洗剤
- 牛乳
どれも家にあるものか100円ショップで揃うものなので助かります。
導入
息子が知らないであろう単語(そもそもの概念)を教えました。
たとえば、今回の実験のKey Wordでありながら息子が知らない単語は、下記です。
- Dye(染料)
- Particles(粒子)
- Density(密度)
でもね。
息子はすでに準備された紙皿や食紅を見て、ワクワクが止まらない状態。
座学なんてしたくないわけです。私もしたくない。
そんなときは、アメリカでNo1のSTEM通信教育教材販売会社の創設者の言葉を思い出します。
日々の生活の中には、科学や工学や数学がたくさんあります。親としては、専門用語や定義から始める必要はなく、実世界の実例と子どもの内なる好奇心(エンドレスな「なぜ」)から始めれば、自然に発見や学びになります。
サンドラ・オー・リンさん(Kiwico CEO)
ですよね!!
というわけで、サラ〜っと説明はしたものの、いざ実体験へ飛び込みます。
染料と油と水の関係
油に染料をポトポト落とすと、どうなるか。
水と油を同じ容器に入れるとどうなるか。
そこに染料を足したらどうなるか。
というように、段階的に様々なコップに入れて、試して観察する遊びでした。
油が入ったコップをひっくり返されたら私の心が死んでしまうので写真を撮る余裕はなかったけれど、綺麗だった!!
これをしたら、どうなると思う?
と聞いたときの、子どもたちのキラキラした顔が最高に可愛いです。そして突拍子もない答えがまた可愛い。
水と油が入ったコップにインクを垂らすとリボンのように広がるのですが、それを本で先に見ていたので、
息子
リボン!!これ!!ここにリボンできた!!!
でちた!!りぼんでちてる!!!(よくわかんないけど真似っこで言う!)
と興奮している姿を見て、本買ってよかった…と思いました。(早い)
染料と牛乳
牛乳にインクを落とすだけ。
3歳の娘でも簡単に出来たし、3歳はこっちのほうが喜びました。
水性インクでも良いのですが、息子がまだ知らない素材を使いたかったので今回は食紅を使いました。
私はお菓子作りなどしない・できないタイプの人間なので、この子達は今後もクッキーや生クリームではなく、キッチンペーパーを染める実験や白百合に吸わせてみる実験に使われる予定です。
新しく覚えた言葉
- Food dye(食用色素)
- Cotton bud(綿棒)
色の三原色で他の色が出来る面白さや、マーブリングを楽しみました。
子供のやることですので、最終的にはどんどん染料を入れてヘドロのようになるわけですが、
“Food dye”ってことは食べてもいいってこと?これ飲んでみていい?
…いやメンタル強くない?www
綿棒の先に少し食器用洗剤をチョンチョンしてから遊ぶのでNOと言いましたが、その気持ちは、お母さん評価したい。笑
Walking on water
流れでお風呂に入れてしまいたかったので、アメンボ作りをしました。
科学実験というよりクラフトに近いTIPSも収録されています。
自分で描いたアメンボを、切って、飾りをつけて。
(誰が何と言ってもアメンボですけど?)
出来上がったら、お風呂に持っていって浮かべてみます!(さあ脱げお風呂だお風呂の時間だ)
Big-foot bug(足を大きく作っておく)とどうなる?
Heavy bug(コインを貼り付けた子は浮くかな?)
Greasy feet(足裏にバターを塗ったら?)
こういう差異を、入れてあります。ただのクラフトに留まらない科学実験要素が含まれていて、とてもいいですね!!
わ〜〜〜〜〜い、水性ペンで描いたからすっっっごいお風呂に滲んでる〜〜〜〜^^
そうですよね、私が間抜けでした。ママびっくりしちゃった。すごい溶けるじゃん。(もちろんそのまま水性ペン水溶液が本日の湯船になりました。そりゃそうよ。お湯を張り替えたりなんてしない。)
というように私はかなり抜けているところが多いので、今回は100円ショップの色画用紙A4サイズそのままで作ってしまったため、アメンボちゃんたちは我々の想定よりは浮いていてくれませんでした。
沈んじゃうのは重いからじゃない?もっと小さく作ってみよう次は。あと、あの、折り紙にしたら?もっと薄いじゃん、だから軽いから、だから浮くんじゃない?大丈夫だよママ、また作ればいいから。
しかし私のCPUが足りないおかげで、息子が良い気づきを得たし、優しい子だね…って感じだし、じゃあ改良版を次回作ろうね!と約束して今日は終えました。
(心配していた3歳娘がせっかく作ったものが壊れたと泣く問題ですが、めちゃくちゃ水性ペンが滲んだのを見て、なんだこれ…めちゃくちゃじゃん…って早々に見限っていたので、息子のように娘は優しくなくて笑っちゃうね。)
まとめ
楽しいTIPS満載の”365 Science Activities”、買ってよかったです!
息子は6歳ですが、読み物としてでなく体験としてなら3〜4歳でも十分に楽しめる内容が収録されていると思います。
この手の本が英語である必要はないっちゃないのですが、体験を通して、単語カードなどでは出てきにくい・覚えにくい英単語を覚えられるというのはかなり大きいので、私は洋書で買ってよかったかなと思っています。(あとデザインが可愛い。これ大事。)
ちなみに
365のTIPSは多いかなと思う方には、こういうセットも発見しました。
おうちでSTEAM教育が出来るセットで、必要な材料が全てパッケージされています。
2021/11/2発売(¥1,546-)
現在予約受付中
材料を揃えなくて良いの、絶対楽〜〜〜。笑
ということでこちらもポチったので、きっと私が完全に忘れた頃にお家に届くと思います!!
以上、新しい科学実験本の紹介でした。楽しくておすすめです〜。
最終的には沈む可能性が高いので、「濡れるよ。ずっとは取っておけないよ、今回の実験用の子たちだからね」という念押しを3歳娘には強めにしておきました。愛着持ってくれるのは嬉しいけどお願いギャン泣きしないでねお願い。