パウパトロールでおうち英語|“見せるだけ”じゃ意味がない理由と効果的な使い方

子どもが夢中になるパウパトロール。英語版があるから「英語教育に使いたい!」と思っている人も多いかもしれません。
でも、ただ見せているだけでは英語力はなかなか伸びません。
この記事では、パウパトロールを効果的におうち英語に活用する方法をご紹介します。

「見せてるだけ」では意味がない理由
パウパトロールは映像がカラフルでテンポも良く、子どもは内容が分からなくても夢中で見てしまいます。
実際、我が家でも「おとなしく動画を見ているな〜」と思っていたら、実はポルトガル語版を見ていた、なんてことがありました。

言葉が全く理解できていなくても、アニメーションの楽しさだけで見続けられるのが子どもです。だからこそ「見せてるだけで自然に英語が身につくはず」と思うのは、ちょっと危険かもしれません。
英語版を見せる前にやってよかったこと
英語の習熟度が高く、普通にパウパトの英語版を見ていても意味が分かるのであれば、何も言うことはありません。
ただ、英語版を見せても内容を理解していなさそうな英語の習熟度の場合は、それでは英語は身につきづらいです。

じゃあ、どうしたらいいの?

まずは日本語版で、お気に入りの同じストーリーを何度も何度も何度も見てください。
丸暗記するくらい見てから英語版に切り替えると、内容がわかっているので英語への拒否感が無くなるのと、自然と英語が身につくんです。
私の娘は2歳の時に空前の「ちいさなプリンセスソフィア」ブームが来ました。集中力が続くのはだいたい半分あたり。そこまでを、100回以上見ました。半分くらいは英語版で視聴しましたが、大人の私ですらセリフを覚えてしまい、日英どちらの表現もほぼ完璧に把握できるほどに!
英語の土台がない子には、いきなり英語版を見せても意味が伝わらないまま終わってしまいます。まずは内容をしっかり知ること。その後に、英語とリンクさせること。
それが英語への入口になります。
英語版を嫌がる時は
「うちの子、英語を見せると嫌がる…」そんなときは、別の記事で詳しく対処法をまとめています。よかったらこちらを参考にしてください。
「ネイティブ向けで早すぎる」は本当?
よくパウパトロールを始め、ネイティブの子ども向けのアニメは「セリフが早すぎておうち英語には向いていない」と言われますが、私はそうは思いません。
そもそも子どもは日本語だってまだ習得の途中。それでもどんどん耳から言葉を覚えていきます。英語も同じです。
特にパウパトロールのような子ども向け番組は、発音もクリアで文法もシンプル。スピードは気にせず、どんどん聞かせてください。
リエゾン、イントネーション、会話のタイミング、子どもは素直にネイティブのリズムを吸収してくれます。

大人はついつい頭で変換してしまうけど、子どもは聞こえたままをありのまま吸収してアウトプットできる天才!!
親子で見るなら”褒め”を意識
実はパウパトロール、英語版と日本語版でキャラクターの名前が違うことがあります。
たとえば「Chase(チェイス)」が「ケント」になっていたり。
子どもがその違いに気づいたら「すごいね!」としっかり褒めてあげてください。
一緒に名前を調べたり、「これは英語でなんて言うかチェックしよう!分かったら教えてね。」とクイズのようにすると、自然と英語に興味が向きます。
音声絵本も効果的です

アニメとあわせて、音声絵本も取り入れると英語のリズムやイントネーションがより身につきやすくなります。
パウパトロールの音声がそのまま聞ける音声絵本もあります。特に人気なのは「Maiyapen」または「Qpen」と呼ばれる音声ペンに対応したシリーズ。
Maiyapenはタッチするだけでネイティブの発音を聞くことができますし、パウパトロール以外のあらゆる英語絵本が発売しているので英語絵本の必需品です。

Maiyapenと本はフリマで購入できます
我が家が利用しているショップはこちら
オンライン英会話との組み合わせも◎
パウパトロールで耳を育てたら、実際に「話す」経験もあるとぐっと伸びます。英会話教室に通うのが難しいご家庭には、オンライン英会話もおすすめです。
我が家ではオンライン英会話を本格的に利用していますが、2歳の時にソフィアを100回見て英語をたくさん覚えた娘も、4歳でJAPEC(児童英検)1級取得し、小学生の現在では日英同じくらい、ネイティブと遜色なく英会話が出来るまでになりました。
まとめ
- パウパトロールはおうち英語に使えるが、ただ見せるだけでは効果は薄い
- 内容を理解した上で、英語版を楽しむ工夫が大事
- ネイティブ向けの速さでも、子どもは耳からどんどん覚える
- 名前の違いや音声絵本も英語への興味を育てるきっかけに
パウパトロールをただ見せるのではなく、少しの工夫と親の関わりで、お子さんの英語力を効果的に伸ばすことができます。英語を楽しく学んでいくための第一歩として、ぜひこの方法を試してみてください。
お子さんが英語を楽しんで学べるように、これからも少しずつステップアップしていきましょう!