夜泣き対策について役に立った本。そして、夜泣きがなくなった今思うこと。
放っておいたら息子が寝ました。
あんまりビビったのでついTwitterで叫んでしまった。
息子が勝手に寝た!一人で寝た!!今月で2歳になります。あんっっっっなにねんねに苦労してたのに、ついに一人で勝手に!この日を待ちに待ってた気がしたんだけど、寂しすぎてわざと部屋出入りしたり。起きて、ママ〜って言わないかなって…思って……。…起きませんでした!!
— ハトリ リトハ (@kaguramom) 2017年4月3日
人というのは無い物ねだりが常ですね。
あんなに渇望していたのに、いざママなしで寝られたら結構なダメージで寂しかったです。
でも、めでたい。めでたいことです。
ほんっっっとに添い寝してないと寝てない子だったし、夜も当然何度か起きてました。
どうにかならんかなーとネットで調べたり、本も読みました。
その本の中で、役に立ったことや、今振り返って思うことを、改めて書いてみようと思います。
寝ないベビーに苦労しているママさんたち〜、本当に彼ら、なんなんですかね!
眠いなら寝たらいいのに!!ね!!!
0歳時代の息子は寝ない系男子
「一人で寝る」には2種類ある気がするので、ここで整理しておきます。
- 一人寝:入眠儀式は何でも良いけれど、寝た後に添い寝なしの状態で寝ていること
- 一人で勝手に寝:ミルクやおっぱい、抱っこなど母の手を借りずに一人で寝ること(母は隣にはいます。)
息子は、このどちらも全然できませんでした^^うふふ。
お昼寝について
まず、昼寝ですが、とにかく一人寝が苦手な子でした。
15分寝たらいい方…。
私が一緒に寝ていればよく寝るんですが、単に隣でグースカ寝ていればいいわけではありません。
1:ラッコ抱きをご所望
仰向けになった私の胸の上に、うつ伏せになって寝るスタイルです。
気が気じゃ無いので、グースカ寝ているわけにもいきません。
2:抱っこ紐ユラユラ
実は息子、私の抱っこで寝たこと、ありません。
ばあばでもパパでも抱っこで寝てましたが、私の場合はエルゴが必須でした。
そしてユラユラするのです…歩くのです…。歩き続けるのです…。
3:からの、そーっと横になる
抱っこ紐で寝ても、降ろすと確実に起きます。
抱っこ紐をつけたまま、そーっとそーっと私が横になりました。
そこそこ私が圧死しそうになりますが、起きられるよりマシだと思って耐えてました。
こんなことを続けていたら、私の身体中の骨が様々な方向に歪みまして。
かつてない身体の痛みを感じたので、整体には本当お世話になりました。
(左右で脚の長さ4センチ違うほど歪んでるって言われました。)
そんな状態ですから、一人で勝手に寝るなんて、夢のまた夢です。
育児ダイアリーを開いて、今確認してみたんですが、「今日はバウンサーで寝はじめた!息子くんとっても良い子〜!!!」って書いてある日がありました。
生後100日までに、2回。
その2回も10分足らずで起きているわけですが、それでも当時の興奮ぶりが私の筆圧から伝わってきます。
夜のねんねについて
“授乳をきっかけにしてねんねすると、浅く目が覚めた時に「おっぱいが無い!」ってなって泣くんですよ。”という情報を本で仕入れたので、パパがマンションの階段を6階分歩くのが、割と日課でした。
えげつない^^
それをやっても尚、朝までに3回は起こされてましたけど。(パパの苦労の意味とは。)
ぼーっと授乳してユラユラしてれば解決しましたが、それでも夜通し寝るってどんな感覚だったっけ…って遠い過去のことのように思えました。
ありがたいことにギャン泣きするほどではなかったので、パパが息子に夜起こされたことは一回もないです。
…あ、怒ってないですよ。パパってそういう生き物ですからね。
何で起きないんだろうって素で疑問は持ちましたけど。
…怒ってないですったら。
育児書、導入!
生後半年を迎えて、そろそろ朝まで寝てもいいんじゃないかしらと思った時に、パパが買った本があったので、読んでみることにしました。
私は、いわゆるテキトーママなので、どうせマニュアル通りにいかないわよ〜という感覚で育児書関連はスルーしてたんですが、何でもいいから寝てくれるなら読んでみようじゃないか、と。
特に私の心に残っている2冊についてお話しします。
THE育児書っぽい方
結論から言います。
すっごく役に立ちました。
育児書とか煩わしいわーと思ってましたけど確かに指標になりました、ごめんなさい。
でも、息子が夜起きないようになったかというと、答えはNOです。HAHAHA.
夜泣きがなおってないのに役に立ったとはこれいかに。といった感じですが、月齢ごとの赤ちゃんのタイムスケジュールが書いてあったり、「これをやってみよう」ということがたくさん載っているんです。
「お。うちの息子も本のタイムスケジュールに近いじゃないの〜」って時は、なんか「正解!」って言われている気がして嬉しかったです。
(そうでない時も勿論多いんですよ。そういう不都合なことは見ない主義!)
オリジナルのタイムスケジュールを作ってみようって本に書き込めるコーナーもありました。
面倒くさいからやらなかったですけど。
そして、寝かしつけ方法がいくつか載っていて。
息子は相変わらず朝までは寝ないわけですが、暗中模索し続けるよりも、「あ、この方法もだめね。はいオッケー、一旦授乳入りまーす。翌日実験再開でーす。」ってな具合で、次に打つ手が用意されていることが、心の負担を軽くしてくれました。
そして、たま〜〜〜にこれに載っている方法で、「一人で勝手に寝」が成功するんですよ。
その時の感動たるや、「教授!!実験の第一フェーズが成功しました!!!」って気分でしたね。
(第二フェーズの朝まで寝るは失敗するわけですが。)
そういう意味で、本当に思い出に残っている一冊です。
もはやもう読み物
てやんでい、育児書が何だってんだい!っていう私のような拗らせ江戸っ子ママにオススメの一冊、「フランスの子どもは夜泣きをしない」です。
今のご時世ググれば情報はワンサカ出てくるので、せっかく本で読むならそれとは違う切り口のものが読みたかった。
これはもう、もはやママが読んでいて楽しいという領域の、エッセイ。
正直、読書が好きな方にしかオススメしません。
アメリカ人のママがフランスに移住して、「フランス人シャレオツ〜!育児の仕方、肩に力入ってないよ〜。いけてるよ〜。パリジェンヌって素敵だよ〜。」って綴った本。
私にはこれがハマりました。
遠い異国の地で、さらに異国に行ったママが「フランスではこうやるのよ!」って言ってる本なので、別に具体的に何が参考になったわけでも夜泣きが改善したわけでもない(身も蓋もない)んですけど、単純に読んでて楽しかったです。
いかんせんラッコ抱きの時なんか、寝ちゃいけないのに横になってなくてはいけなかったり、エルゴでウロウロしてないといけなかったので、そんな時によく読んでました。
具体例も載ってますけどね。
「違う部屋で、泣いても自分で寝付くまでそっとしておくのよ。」みたいな。
別に実践してみても全然アリだと思いますが、私は江戸っ子なので「日本の子どもは夜泣きをする。」と思って導入しませんでした。
異国のおしゃれな風を感じながら、「あ、うちは、おフランス流の育て方ですの。オホホ」って言える知識が身につく一冊です。
振り返ってみて
色々と試したものの、結局一番効果覿面だったのは夜間断乳です。
我が家は1歳になった時に授乳を辞めたので、ちょうどまる一年夜泣きと付き合いました。
それでも、寝たと思った息子からちょこちょこ呼び出しがあったりしたので、完全によく寝るようになった実感が湧いたのは1歳半くらい。
そして、2歳で晴れて「一人で勝手に寝」をして、冒頭のTwitterの叫びにつながる、と。
長い道のりだった…。
よく頑張った…よく頑張ったね…。
誰も褒めてくれないから自分で自分を褒める……。
夜寝てくれるようになると、「今日の育児はこれでおしまい!」という区切りがつくので精神的にも全然違いますね。
結局夜間断乳しないと意味がないのか、本を読んだことは無意味だったのかと言われると、そんなこともないんです。
寝た日もあるし、試行錯誤する中で息子との絆(私の一方的なね!)が生まれたし。
知識が増えたことで、母としての自信も昔と比べれば、つきました。
人間の三大欲求の一つである睡眠を捧げろだなんて、本当育児って辛すぎます。
必ず夜泣きは終わる時が来ます。
あの寝なかった息子が、今、隣の部屋で寝てますから。
我が家も、夜泣きを乗り越えても、育児にはあらゆる課題が山積みです。
頑張る必要は全然ないと思いますが、気合一発、一緒にやってやりましょう!
追記:
ここから更に何年か経って、現在我が家には娘が誕生しています。
久々に読み返して、息子…!!オイ息子!!と思いました。
比較すると、そのくらいドン引きするほどに、違います。
娘の方が、かなり寝てくれます。
つまり何が言いたいかというと、ママの問題じゃなくて個人差だよね、ホント…という話です。