幼稚園だけインターナショナルスクールに行かせることに、意味はあるのか?【実体験ブログ】
今回は、息子を2歳〜6歳(幼稚園卒園)までインターナショナルスクールに通わせてみた感想です。
プリスクールやキンダーをご検討中の方の参考になれば幸いですが、あくまでも、私は語学の専門家ではなく、たった2人の子供を育てているだけの素人ですので、アドバイスではなく「1家庭の経験談」としてお聞きください。
プリスクールやキンダーって、意味あるの?
そもそも幼児期だけインターに通わせることに意味があるのかどうか。
この点をご不安に思われている方が多いように思いますし、実際に私も不安でした。
「そもそもなぜインターに入れたかったのか」は今回の主題と逸れるのでまた今度記事にしたいと思いますが、
結論、めちゃくちゃ意味がありましたし、我が決断にいっぺんの悔いなしです。
私が不安だった点
当時2歳半で、日本語の発話がどんどん増えてきたころだった息子は、英語環境に少なからず拒否感を持っていたように思います。
プリスクール(週2で9時〜17時)は、朝こっちの心が折れるくらい泣いて泣いての登園だった日も少なくありません。
そうすると母としては、「私のエゴなのでは?」「息子には合っていないのでは?」と罪悪感も感じていましたが、「行ったら行ったで楽しそうにしている」ことと、先生たちがものすごくハートフルで信頼ができた(のちに他のインターも行っていますが、ここのインターは本当に先生があたたかかった!)ことから、引き続き通園させることにしました。
数ヶ月通わせたところで、第二子の悪阻がひどくなり始めて限界を感じたため、なんと私…週5で通わせることを決意。
ひどい!!子供は行きたくないと泣いているのに。余計に登園日を増やしてどうする。鬼のような母!!!
しかしそれが逆に功をそうして、プリスクールに慣れていき、自然と生活に馴染むようになりました。英語の環境は慣れていないし可哀想だからと週2だけにしていたのが逆に息子にとっては慣れにくい環境を作っていたようです。
息子の様子(チックが出ていないか、自傷がないかなど)はものすごーーーく気をつけていたのと、帰ってきてからの母子の時間をしっかり確保して(我が家は旦那が忙しく平日は母子メイン)メンタルケアに努めることは強めに意識していました。
日本文化から遠ざからない?
はい。YES. 遠ざかります。(代わりにアメリカの祝日を知っていたりする)
というのも、息子はおそらく日本の幼児が歌っているであろう「お正月の歌」「雛祭りの歌」「でんでん虫の歌(タイトル違う?笑)」は、今でも歌えないと思います。
何か歌を歌って〜と言ったら、英語の歌の方が得意かも。
実際どうなんだろうと思ったので今、息子に聞いてみたら「ポケモンのオープニング曲(1.2.3)」「パプリカ」「世界に一つだけの花」を披露してくれました。バチバチ日本語じゃんか。
ですので、そこを重視するご家庭は家でのフォローは必須と考えた方がいいと思います。私はあまり重視していなかったのと、雛祭りの夕飯にはちらし寿司じゃなくて白米出して、五月人形も出し忘れギリギリだったような人間なので、まあ……はい。どうもすみません。
けれど、幼児期だけをプリ・インターで過ごす場合は、日本の小学校でいっくらでも改めて勉強しますんで!!逆にそれが「幼児期だけインター」の強みとも言えるんじゃないかな!!!ってね!!
人格形成に影響はある?
これは〜〜〜〜、結局結果論で今の息子しか知らないから証明はできないんですけど、
無いんじゃない??
と思います。
息子はめちゃくちゃHAPPY人間で(口癖は、“I’m happy. Because I’m happy everyday.” まじで。口癖にしては長いし。そりゃよーござんした、って感じ。)人見知りも親が心配するレベルのゼロだし、息子が人の悪口(あの子が苦手とか好きじゃ無いとか)言うのも聞いたことがない。「全員好き。(そしてみんなも僕が好き。)」って思ってる。
こじつけるなら、はじめに通ってたインターがすごく愛を伝えてくれるところで、毎日たくさんハグしてもらってたし、日本の園よりも「I love you.」を貰ってるけど、文化の違いなだけで日本の園の先生も「愛してるよ」こそ言わないだけで、愛はた〜〜〜くさんくれますからね。
ものすごく体の大きな黒人の先生や、見た目が日本人と変わらないのに日本語が話せないアジア系の先生など国際的に多様な環境で育ったのでどんな人とも話せるようになったのかな?とかも思うけど、それも後付けだな、という印象。
育てたように人は育たない。持って生まれたものがめちゃくちゃ大きいよ!!!!!というのが個人の感想です。
同じ環境で育ててる娘と、全っっっ然人格違うもん。
語学力はどうなった?
プリスクールやキンダーに通わせる最大の理由が英語の早期学習というパターンは多いはず。我が家もそうでした。
こちらのグラフをご覧ください。
教育系(?)ブログの歴史上もっともふざけたグラフ。
息子を一番そばで見ていた私が体感した「英語力の伸び具合をフィーリングでグラフにしたもの(しかもフリーハンドで描いた)」です。
徐々に成長してきてるかな〜〜〜〜??あれ〜〜やっぱり無理かな〜〜〜?いやいやでもやっぱり通わせてるだけあって英語できるようになってきてるんじゃない〜〜〜?
からの、
ドーン!!!!!
…これに尽きる。なんか知らんけどいきなりめちゃくちゃ「どうしたどうした外国人か?」みたいになり出した瞬間があって、そこからはもう矢も盾も堪らずじゃ、という感じです。
ネイティブの方とお話ししていると、会話の途中で「あれ?君、日本語も話せるの?あ、日本語が母国語なの?本当に?」と言われることもあるくらいです
もちろん私も英語教育に悩んだ日々もありました。(別記事参照)
セミリンガルになるのでは?
ならなかったし、なる可能性も特にイメージできない。
巷でセミリンガル(日本語と英語が両方中途半端)になるとよく言われているあれは一体何なのか?と思ってしまうほどに。家でお母さんがいっっっさい子供に話しかけなかったらそうなる??か??いや一切話しかけなかったらそっちの方が問題だわ。
けれど、専門家がエビデンス持ってきたら私は全速力で逃げます。戦う武器は持っていません。
「だっで!!ならながっだもん!!!」って泣きながら走って逃げる。
どうせ忘れるのでは?
忘れそうにない。むしろ年齢と共に英語も伸び続けている。
けれどインターの環境を出るまでに、整えておくべきベースはあるとは感じます。
これについてはまた別機会に記事にできたらいいなと思いますが、今は私たちが小さかった頃と全く違って英語に触れる機会を作る敷居はどんどん低くなっているので、小学校入ったら全部忘れたね!!!という事態を防ぐ方法がたくさんあります。
昔よりずっと、選択肢が多いです。
現在の息子(小学校1年生)が英語力向上のために取り組んでいることについて、改めて記事にしたいと思っています(※1)が、例えばひとつ例を挙げるなら、いま息子は毎日25分〜1時間半以上(本人の気分による)ネイティブの方とオンラインで会話をしています。
使っているサービスはNative Campです。
予約不要なのでアプリを立ち上げるだけで、24hすぐに誰かと英語で話せることと、回数無制限なので毎日どれだけでも英語を使って会話ができます。英語を、忘れようがないですね。
さいごに
今回は幼児期のインターナショナルスクールについての経験談を書いてみました。
繰り返しますが、我が家の経験談なだけですので、「みんなもこうしたらいいよ!」みたいな気持ちはありません。
けれども、ちょっとネットで調べてみたら「幼少期だけインターなんてお金の無駄」「母国語の形成を大切にしないと後悔する」という論説をはじめ、もっと強めの「母親のエゴなだけの育児放棄」みたいな記事もあったりして、言い合うのは好きじゃないのでそういう意見もあるんだなーくらいに思ってますが、そんなことないYoー…というお話しも、そっと置いておこうと思いました。
それから、ここまで書いて「私の息子の語学力自慢」みたいになっててちょっとあれかな……全部消そうかな……って根暗が発動してるんですけど、もうせっかく書いたから投稿します。
もちろん学校に通って英語力を身に付けたのは息子だし、頑張ったのもえらいのも息子!!息子です!!!
なんだけど、でも、でも、私もさ〜〜〜〜本を読んだり学校調べたり習い事調べたりオンラインレッスン調べたりアプリ調べたり自分でも夜な夜な体験レッスンで遊んでみたり、結構さ〜〜〜、頑張ったのよ〜〜〜〜〜。
だから、ちょーーーーっと、ちょーーーーっとあの、息子が英語こんなにできるようになったよ〜〜〜〜ォオオ!って言わせてもらっちゃ、っちゃっちゃっおっっかなっ!!!
という次第でございます!
以上!!!!インターの経験談でした!!!