子どもが英語を嫌がる!我が家の実体験と乗り越えた具体的な方法


子どもが英語を嫌がり、絵本も動画も日本語が良い!と言うようになりました。どうしたらいいですか?

現在小学生の息子は、日常会話を日英同レベルで話せるようになりましたが、もっと幼い頃には、やはり「日本語で見たい期」がありました。今日はそんな状況を振り返って、英語教育を子どもに拒否された時の具体的な対策について書いていきます。

我が家の英語拒否期
だいたい日本語のおしゃべりが出てきた1歳を過ぎたあたりに、DWEの試供品DVDに大ハマりしたのがきっかけで、英語のインプットが始まりました。

1歳半くらいでA〜Zのアルファベットや簡単な単語を読んでいて、我が家息子ながらすごい!と感心したものですが、でもトントン拍子に英語が話せるようになったよ〜というものではなくて。言語野が得意=母国語の吸収も鬼のように早いわけです。
教育でインプットする英語なんて全く追いつかず、ものすごい速さで日本語能力ばかりが伸びていきました。(母国語なので当然ですが)
「これ無理じゃない?」「意味なくない?」「日本語ばっかりめちゃくちゃ喋るじゃん」って、ま〜〜〜〜、私の気持ちが揺らぐんですよね。
なので3歳〜4歳の頃は、英語教育の比率がすごくさがって、寝る前に10分くらい英単語カードを息子にやってあげられたら良い方、みたいな日々もありました。
そうなってくると、ついに息子も英語の動画を見せたときに、「わからないから日本語に変えて!」と言うように。

無理やり見せても仕方がないし、かといって諦めてしまったら完全に英語教育はストップしてしまうし、というジレンマに苛まれたのが、この頃です。
英語を嫌がるようになるNG行動と解決策
子供が英語を嫌がる理由は何でしょうか?
それを確認することが、第一歩です。
好きなコンテンツを無理やり英語に変える

好きなものと英語をコネクトするのはこのサイトでもお勧めしている手法の一つ。ただ、気をつけて欲しいのは「好きなものを単純に取り上げてしまうこと」です。
例えば、今までは大好きで楽しく見ていたパウパトロールのアニメ。そんなに好きなら、英語で見せたらいいのでは?という発想まではOKですが、「日本語で見るのは禁止!英語で見るならいいよ!」にしてしまっていませんか。好きなものが「英語のせいで禁止」されてしまっては、英語が嫌いになる一方です。

解決策は、↓こちら!
大好きで何度も見ている動画はありませんか。それを利用してください。何度も見ていて、内容と展開が頭に入っている動画です。そういったアニメや映画の英語版であれば、「なんと言っているか全くわからないのでイライラする」ことがないため、拒否する確率が下がります。
キメ台詞があれば、「英語版では何て言うかチェックしてみよう!」なんて遊びも出来ますね。
強要したり、対価が貰えるものと認識させる
「日本語はだめ。英語で見るならいいよ。」
「日本語だから英語に替えるよ!」
「少しでいいから見よう!見たらご褒美あげるよ!」
母国語否定になるし、母国語は母国語で勿論大切なわけで、息子が混乱するのでこうしたワードは絶対に使わないように気をつけました。
幼少期のうちは英語教育を遊びの中にいかに組み込むか。「勉強」と感じさせないことを重要視していたので、「英語勉強=対価・ご褒美を得られるので我慢して取り組む事」という認識にならないようにも、心がけていました。
代わりに言い換え表現を用いて、英語コンテンツをつけていました。そして、それでもダメそうなときは、速攻引き上げて諦めていました。
「これ英語ver.もあるんだ。次回見るときはママこっちがいい!じゅんばんばんしよ!」
「見なくていいよ。ママが見てるだけ。あっちで遊んでたら?」
「これどうやって英語に切り替えるんだっけ…?できる?」
けれども、基本的にママが何かをやっているといつの間にか寄ってくる夜の虫みたいな息子の性質はかなり利用していました。
私が単語カードで遊んでみる、私がお歌を覚えようとしてみる、とにかく、私がやる。
そうすると、自然と息子もめちゃくちゃ真似して、やる。
英語学習とは別の話ですが、お子様がイヤイヤ期も絡んでいる方は、下記の記事もご参照ください。現在小学生の息子のイヤイヤ期を振り返ったものなので古い記事ですが好評です。お役に立てたら幸いです。

ちょっとだけでも見ようと言う

嫌がったら無理させず、少〜しでも良いから見せたらいいよ〜みたいな意見も見ますが、気持ちはめちゃくちゃ理解できます。でも個人的な経験を踏まえた意見を述べると、それだと英語能力は上がりません。
自分のやりたいことのために少しだけ我慢して英語を見聞きする時間、が無駄に繰り返されるだけで子どもにとってもメリットが少ないです。
週1回すこ〜しだけ英語をやっていた頃より、毎日英語に触れるようにしたところ、英語への拒否が目に見えて減りました。インプットが少なすぎると、「英語がよくわからない」状態のままズルズルと成長してしまいます。わかる!知ってる!を遊びの中でどれだけ増やしてあげられるかがポイントです。
英語の「勉強」は嫌いでも、単語クイズ(ママが言った英単語をお家の中から探してくる遊び)はどうですか?英語のアプリやおもちゃもあります。ハマる英語遊びは必ずあります。

続いては、具体的な解決策や誘導の仕方について。
1.興味と英語をリンクさせる
Youtubeで教科書然とした子供向けの「THIS IS AN APPLE!」な動画とか、英語の本の読み聞かせ動画とか、見せていませんか?
大人が見てもつまらない動画は、子供にもつまらないです。
「英語をやらせる」のではなくて、「子供が好きなものを英語で見る」。
アニメなら楽しいだろうと、単にPeppa PigやDisneyを英語で流していても、「日本語で見たい」モードに入ってしまったら拒絶反応は簡単には抜けないと思います。

例えば本の読み聞かせ動画も、「日本語だったとしても子供が夢中で見るな」という動画なら良いですが、そうでない場合は質が悪いってことなので辞めます。
息子の場合はポケモンが大好きなので、ポケモンGOを実況プレイしている外国人の動画をよく見ていましたが、正直ネイティブ&オタクの喋ってることは私ですらよくわからなかった。でも、英語の動画=拒絶!!から慣れていくキッカケになってくれました。

子供が英語を拒否するのは、「つまんない(何言ってるかわからないし)」ということなので、「見てて面白い(何言ってるかはわかんないけど!)」を探すに限ります。
子どもは何度も狂ったように同じ動画を見るので、気に入ってくれさえすれば、自然とまるっと表現を覚えます。
具体例をあげると、たとえば新幹線が好きなお子さんにはこういう動画がハマるかもしれません。
「子どもの英語学習用に作られた動画」ではなく、飽くまでも「新幹線の動画」です。アップした方も英語学習は意識してないと思います。
話し手が子供だと、子どもの食いつきも良くなる確率が高いです。

Youtubeにて、子どもの興味のあるものを英語のみで検索してみると、掘り出し動画がたくさん見つかるはずです
2.学習習慣を身につける
赤学習習慣なんて言うとものすごい教育ママみたいですが、頑張れないママにこそおすすめしたいです。
- 朝起きたとき
- 幼稚園・保育園から帰ってきたとき
- 夕飯の後
- お風呂の後
なんでも良いのですが、生活の流れに当然のように学習時間を組み込み、その時間や流れを固定して習慣化すること。
できたらやればいいよー、気が向いたらやればいいよー、と思っている私ですが、実際にそうしてしまうと、いざ学習するときに、子どもの気持ちを向かせるとか学習の準備をするとかで、よっぽど色々と親の手もかかります。
「私が思い立って私がやらないといけない状況」がしんどくて、どうにかしたいと思い学習習慣をつけることにしました。おかげさまで、今は私が英語をやろう(英語だけに限らないですが)お勉強しようと声がけすることは全くなくなり、全部息子の自主的な判断でやってくれていて凄く楽チン。教育ママになりきれないママこそ、是非。
子供はまっさらなので、帰ってきたら手を洗う、寝る前にはお風呂に入る、といった生活習慣同様に学習を生活に組み込むと、そういうものとして抵抗なく自分から学習するようになってくれます。
このあたりは、かの公文式が「学習習慣を身に着けよう」とよく言っている理論と全く同じなんだろうなあ。
赤ちゃんのうちは、そんなに固く考えずに、ママがこの時間いつも暇だなと思う頃に、リズムをつけてやれば十分だと思います。私の場合は3:00〜4:00くらいが赤ちゃんと一緒に過ごしていて一番つらい時間だったのでそのあたりとか。ご飯でも昼寝でもなく夕飯の支度するには早いけどこれからお出かけするには遅い時間。やることのない時間。ミヤネ屋しかやっていない魔の時間……。
3.英語”を”学ばない。英語”で”学ぶ。
8年前と比べて、子どもの英語教育もかなり進化しています。
無料・有料合わせて、あらゆる選択肢が出てきました。子どもが気に入るものも絶対あるはずです。特に、英語のアプリなどは単純に遊びでしかないような設計になっているので、タブレット学習に関心がある方は是非導入してみることをおすすめします。
詳細は、下記をご覧ください。
4.思い切って一度英語から離れる
英語を嫌がる子どもに、無理に学ばせようとすると、逆効果になることがあります。
そんな時は、「一度英語から離れる」ことを試してみてください。
現段階で「英語が嫌い」と認識してしまっている可能性があるので、その場合は一度その気持ちも含めて忘れるまで待ってみるのも手です。
「英語から少し離れて、再びタイミングを待つ」
そして強い拒否が無くなったかなというタイミングで、次はとことん楽しみながら学べる環境を整えるのがカギです。
5:楽しい!を体験させる
英語を学ぶことが楽しいと感じると、子どもは自発的に学ぼうとします。
そのためには、学びを「楽しさ」に変える工夫が大切です。
オンライン英会話なら自宅で体験レッスンを受けられるので、子どもに合ったものを選び直すのも有効な手段です。
先生が優しいことを優先する

もっとも先生が優しい、あまりにも子どもと遊ぶのが上手すぎる…と感じるのが、ハッチリンクの講師陣!!画面越しに追いかけっこやキャッチボールまでしてくれるスキルです。
3歳からレッスンできるので、気軽にチャレンジしてみましょう。
英会話デビューにお勧め!

ゲームができることを優先する

お勉強であることを感じさせず、ゲームを通して英会話ができるのがNovaKidです。
画面をタッチしたり、色を塗ったりと、座学をさせずに英語を教えてくれるのでレッスン中に脱走してしまうお子様が最後まで完走できる!と評判。
我が家の、大のお気に入りのスクールです!

登録3分・当日体験OK!!

マインクラフト英会話

ゲーマーさんなら、絶対おすすめしたいのがマインクラフト英会話!
自主的に学び、発話すること間違いなしで、我が家の長男の発話が爆発的に伸びたのもマインクラフト英会話でした。ゲームがもともと好きなら、絶対に一度は体験してみていただきたい!
▶︎英語経験があるなら「GSAのマインクラフト英会話」
▶︎英語初心者なら「ワールドアイキッズのマインクラフト英会話」
を選んでみると良いと思います。

まとめ
英語を嫌がる子どもへの対応は、「楽しく学ばせる」が大切です。
- 親が焦らず見守る
- 英語を日常にゆるく取り入れる
- 一度離れてリセットするのもOK
- 「英語って楽しい!」を実感させる工夫をする
英語を学ぶ意味や楽しさが伝わると、子どもは自分のペースで前に進みはじめます。
焦らず、子どもに寄り添いながら、一緒に楽しい英語時間を作っていきましょう!